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国内・海外市場動向

品質の高い梱包材をもっと世界へ広めたい。
カネパッケージ株式会社。

カネパッケージ株式会社 代表取締役社長 金坂良一 氏

ABOUT COMPANY

1976年の創業以来40年以上にわたり、物流のカギとなる梱包材の設計・開発を行ってきたカネパッケージ株式会社
創業から20年後の1996年に一つの転機を迎えました。それが、初の海外進出となるフィリピンでの工場設立。
それを足がかりに、現在では中国、ベトナム、タイ、インドネシア、メキシコでも事業を展開。
どうして国内だけでなく、海外へのビジネス展開にも挑んだのか。
そこにはどんな思いがあったのか。代表取締役社長 金坂良一氏にお話を伺いました。

フィリピンで人材を育て、次々と海外へ進出。

「1996年に、お客様がフィリピンに工場を作って国内の生産を減らすことなりました。そのため私たちの仕事も2~3割減ることが予想され、それなら私たちも向こうに会社を作ろうとなったのです」。そう金坂社長が語るように、海外展開をはじめたきっかけは、それまでの仕事の98%を占めていた大手家電メーカーの海外進出にともなうものでした。最初は苦労したそうですがフィリピンで成功を収めると、そのノウハウをもとに、中国、ベトナム、タイ、インドネシア、メキシコへ展開。フィリピンで従業員を育て、そのフィリピン人の社員に任せて海外展開していく形態を取っているそうです。

フィリンピン工場の前で撮影した現地社員皆さんの写真
海外進出の足がかりとなったフィリピンの工場

現地の企業と協力しながら、
日本と同じ品質のサービスを提供。

「海外進出では、いかに日本と同じ品質のサービスを提供できるかが重要」と金坂社長は力説します。梱包材の場合、段ボールひとつとっても現地のものは湿度の変化に弱かったり、印刷不良を起こしやすいものが多いそうです。それでは現地に進出している日本企業のお客様に満足いただけませんし、日本から材料を取り寄せればコストが見合いません。だから現地の材料の特性をきちんと理解した上で、現地で品質管理をしながら生産する必要がありました。しかしカネパッケージは設備投資をせず、現地の協力工場に製造・生産をお願いしたそうです。ノウハウを提供し、納期・品質の管理は行い、各工程ごとに技術指導をしてマニュアルも作成。さらに試験設備も徹底して充実させました。そうすることで現地の技術レベルを上げ、雇用も生み出し、お互いにウィン・ウィンの関係を築くことで成功できたそうです。そのようにして次々と海外拠点を増やし、現在では売り上げの80%は海外が占めていてるそうです。

カネパッケージの多彩な梱包材
カネパッケージの多彩な梱包材

自社の技術を信じ、逆転の発想が生み出した
新しいビジネスチャンス。

カネパッケージのコア技術は「緩衝設計」。それは梱包材をいかにコンパクトにし、衝撃や事故から商品をどのように守るかという技術。たくさん梱包材を使えば商品の安全性は高まるが、費用がかかり、箱も大きくなって物流コストが上がってしまう。会社としては梱包材をたくさん使った方が儲かるかもしれないが、金坂社長は20年以上前に逆の発想をしたそうです。「いかにコンパクトにしてコストを下げ、省資源化するか。せっかくウチには技術があるのだから、それをお客様にアピールしよう」と。商品を守ることができる最小、最軽量のパッケージを追求することで、特許も取得。それまではつきあいのなかった新規のお客様を次々と獲得することができたそうです。「この緩衝設計に関しては、日本でもトップクラスの技術を持っていると思います」と自信をもって語っていただきました。

荷物の落下試験の様子を映した写真
さまざまな試験によって最適な梱包材は生み出される

お客様の商品を理解することで
磨き上げた設計開発力。

「私たちは、もう一つ大切にしていることがあります。それはお客様の商品をよく理解することです」。金坂社長の説明はつづきます。「重心が本体の中心にはない商品もよくあります。それが、流通の過程でどこからか落下したときに、どこに一番衝撃がくるか。その時の商品の構造やそこで使われている材質や形状を理解していないと、どこにどんな梱包材を使えばいいかわからず商品を守ることができないのです」。そうした、商品への配慮は、特殊な梱包材の受注へもつながることも。人工衛星に乗せる世界に1台しかない観測機器を、運搬するために使用する梱包材の開発も請け負ったことがあるそうです。「たかが梱包材と思われるかもしれませんが、さまざまな細かいノウハウがあるのです。そういうところが、この仕事の大変さであり、おもしろさですね」。

生卵専用の梱包材の写真
200m上空から落としても生卵を守ることができるプロテクター

これまでに培ってきたノウハウを、次は北米マーケットで。

今後の展望をお尋ねすると「近い将来、アメリカにも進出したいですね」と答えていただきました。2017年より、メキシコにも進出し、主にアメリカへ輸出する自動車部品の梱包材を手がけているそうです。ところが「アメリカからも部品がたくさん入ってくるのですが、あまり梱包材の質がよくない。事故もあったりする。それならメキシコに出てお客様事情もわかるから、アメリカにも進出しようと」。金坂社長は、北米マーケットの中に安心して運べる梱包材を広めたいという思いを抱いていました。そして、品質の高い梱包材を広めることは、国内や、すでに進出している海外でも続けていきたいとも。「だから、私たちの設計開発力をジェグテックなどを通じて強くアピールしたいですね。弊社には、試験評価機関と同レベルの試験設備があります。落下、振動、圧縮など、より現実に近い輸送環境を再現して、品質の向上を図っています。多くの方に信頼いただいてますが、もっともっと広めていきたいです」。コンパクトに省資源化されながらも、質の高い梱包材をもっと世界中に広めていきたい。そうした金坂社長の強い意志をはっきりとうかがうことができました。

インタビューに応える金坂良一社長の写真

FROM J-GoodTech

独自の経営手法と確かな技術で、次々に海外への展開を図っているカネパッケージ株式会社様は、
新規顧客獲得に向けて、意欲的な活動をつづけており、
ジェグテック主催の海外企業との商談会にも積極的に参加されて、商談を進めています。

ジェグテックはwebサイトや商談会を通じて、海外企業、とくに東南アジアの企業とのビジネスマッチングにも力を入れており、
それぞれの地域に精通したコーディネーターが商談のフォローもいたします。
さまざまな技術、製品、サービスの情報を得られること、費用負担がないことでカネパッケージ株式会社様のように、
積極的に海外に事業展開を図ろうとしている多くの企業様にご利用いただいております。
これまで出会えなかった企業様とのビジネスマッチングの機会が得られますので、
今後とも是非ジェグテックをご活用ください。

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ぜひジェグテックをご活用ください。

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