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電気三輪自動車の可能性を追求。
日本で19年ぶりの自動車メーカー認定。

株式会社日本エレクトライク 取締役社長 松波太郎氏

ABOUT COMPANY

安全性と経済性を実現した電気三輪自動車を製造・販売する株式会社日本エレクトライク
同社の主力製品である“エレクトライク”は用途を近距離輸送に絞ることで、
バイクや軽自動車では対応しきれない多様なニーズに応えています。
2015年6月には国土交通省から自動車の型式認定を取得し、自動車メーカーとしての一歩を踏み出しました。
日本ではまだ馴染みの薄い電気三輪自動車ですが、新規受注を開拓しながら認知度向上のための挑戦を続けています。
製品の強みや現在抱えている課題、今後のビジョンについて、取締役社長の松波太郎氏に伺いました。

産学連携プロジェクトで得た気づきをもとに製品化。

日本エレクトライク設立のきっかけは、2005年に松波氏のお父様が東海大学との産学連携プロジェクトで電気三輪自動車の開発に取り組んだこと。「父は高校時代に自動車部で三輪自動車に乗っており、過去にはラリーストとして全日本ラリーに出場していたので、三輪車と自動車に対する強い思い入れがありました」と松波氏は語ります。そのプロジェクトの中で、既成品の小型電気自動車と三輪バイクを組み合わせて試作車を作ったところ、予想以上に運動性能が優れたものができたため製品化の可能性を感じたのだそう。その後さらに試行錯誤を重ね、電気三輪自動車“エレクトライク”が誕生しました。

産学連携プロジェクトで試作した電気三輪自動車
産学連携プロジェクトで試作した電気三輪自動車

近距離輸送に特化した、
安全で経済的な電気三輪自動車。

「電気自動車は、本来は近場を走り回るのに最適な乗り物です。そして三輪車は四輪車よりもタイヤがひとつ少ない分エネルギー効率がよく、電気自動車との相性がいい。この2つを組み合わせれば、近距離輸送に特化した今までにない製品を開発できると考えました」。エレクトライクの最大の特長は、その安全性の高さにあります。「三輪車は転倒しやすいイメージがあるかもしれませんが、低重心設計に加え、左右駆動輪のモーターを個別に制御することでその不安を解消しています」。また、駆動バッテリーにも独自の工夫があるそうで、「大手自動車メーカーが使用している安全性の高い国産リチウムイオン電池を搭載しています。高価な駆動バッテリーなのですが、短距離走行を想定しているので搭載容量が小さく済み、車両価格を抑えられています」と、経済面にも配慮した製品であることを教えてくださいました。

エレクトライクの内部構造の写真
モーターと駆動バッテリーを低重心に配置し、安全性を向上

さまざまなハードルを乗り越え、
国内で19年ぶりの自動車メーカーに。

同社に転機が訪れたのは2015年。国土交通省から自動車の型式認定を取得し、国内で19年ぶりの自動車メーカーとして認められました。「実は以前、ある大手企業にエレクトライクを売り込んだことがありました。その際に“型式認定がないと大事な社員を乗せられない”と言われたことがチャレンジしようと思ったそもそもの理由ですね」。しかし、当然ながら型式認定取得のハードルは高く、「例えば、車両に使用しているすべての部品が規格に適合していることを証明したり、国土交通省職員の立ち会いのもとブレーキや速度などを実車で計測したり、車両を量産できる設備が整っているかを細かく確認されたりと、あらゆる条件をクリアしてようやく取得できました」と当時の苦労を語る松波氏。結局、その大手企業との取引は価格の問題で実現しませんでしたが、このニュースがきっかけとなり、メディアへの露出が以前よりも増えたのだそうです。

エレクトライクを充電している写真
家庭用のコンセントから充電が可能

機動性の高さや積載量の多さを武器に、
どんなニーズにも対応。

エレクトライクは用途に合わせて荷室スペースをカスタマイズできるため、分野を問わず多様なニーズに対応可能です。例えば、東京都・赤羽のスーパーでは顧客への配達サービスに導入。坂道が多く道幅の狭い地域のため、バイク並みの機動性と小回り性能の高さが重宝されているのだそう。また、東京都・荻窪の書店では、通常営業時は店内で書棚として、イベント出展時は移動販売車として活用するというユニークな事例も。松波氏に最近の大きな導入事例を伺うと、「大手運輸会社さんですね。宅配の際にオートバイだと1回の積載量が少なく効率が悪い。軽自動車だとドアの開閉音について近隣住民の方からクレームが来る場合がある。こういった事情から、積載量が多く、ドアのないエレクトライクの導入を検討してくださっています」と手応えを感じていらっしゃいました。

移動販売車として活用されるエレクトライクの写真
移動販売車をはじめエレクトライクの活用シーンは多岐にわたる

国内外のパートナーを開拓し、電気三輪自動車のさらなる普及を目指す。

徐々に取引先は増えているものの、エレクトライクの普及には課題も多いそう。「そもそも日本には三輪自動車の市場がないため、認知度を上げることが重要です。また、今後は量産してさらに価格を下げていきたいのですが、今はほぼ手作りのような生産体制で月に5台が精一杯という状況です」。一方、購入後のサービスメンテナンスについても工夫が必要だと言います。「エレクトライクは“側車付軽二輪”という車両のカテゴリーなので車検が不要です。お客様にとってはメリットですが、整備工場からすれば継続的な利益を生みづらい。そんな中でも何とか協力していただける工場を増やしていけたらと思っています」。現在同社では、まずは生産体制と価格の問題を解決するために、インドや中国などすでに三輪自動車の市場がある国でパートナーを探しているのだそう。「海外の工場で製造したエレクトライクを日本に輸入すれば、軽自動車よりも安い価格で販売することができる。そうすればもっと普及するのではと考えています。ジェグテックでも自社の製品をアピールしつつ、引き続き国内外のパートナーを探していきたいですね」と、今後のビジョンを語ってくださいました。

取締役社長 松波太郎氏
取締役社長 松波太郎氏

FROM J-GoodTech

今回お話を伺った株式会社日本エレクトライクは、
電気三輪自動車という、新しいモビリティ市場の創造に挑戦している企業。
現在は国内での認知度向上と生産・販売体制の強化のため
国内外のパートナーを開拓されており、その一環としてジェグテックを活用されています。

ジェグテックには日本企業だけではなく、多数の海外企業が登録されています。
海外支援機関(政府機関)によって推薦された企業のため、信頼性が高いのも大きな特徴です。
商談・情報交換の際には専門知識を持つコーディネーターがサポートを行いますので、
海外でのビジネスパートナーをお探しの際も、ぜひジェグテックをご活用ください。

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