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「私たちほどの画像処理技術を持つ
中小企業は、他にいないと自負しています」

ギトウシステムズ株式会社 代表取締役社長 岩本欣也氏

ABOUT COMPANY

ギトウシステムズ株式会社は、画像処理システムの開発を行うIT 企業です。
代表取締役社長の岩本氏は、まだオープンソースライブラリが充実していなかった20 年ほど前から
画像処理分野のアルゴリズム研究・開発に取り組み、その際に培った経験をもとに現在の事業をスタート。
独自のプログラミングを活用した視線追跡システムは、インフラ業界や介護業界など幅広い分野に導入されています。
現在力を入れている取り組みや、今後のビジョンなどを同氏に伺いました。

自動車メーカーで培った技術を、他分野に応用。

もともとは大手自動車メーカーで予防安全に関する研究に携わっていた岩本氏。「ドライバーが居眠りや脇見をしている状態を画像の中から検出する研究を行っていました。当社ではその時に培った私の技術をベースに、画像処理を中心としたシステムの開発を行っています」。最近は水道やガスなどインフラ関係の工事現場を管理する会社からの引き合いが多いのだそう。「工事現場には監視カメラがありますよね。重機がバックした先に作業員がいた場合や、誤って一般の方が入ってきてしまった場合に、監視カメラに映っている画像と平常時の画像の差分を検出して警告アラートを出すというシステムを開発しています」。

画像処理技術を活用した、車のナンバープレート解析システムの説明写真
車のナンバープレート解析など、画像処理技術を活用したさまざまなシステムを開発

画像処理の黎明期に
積み重ねた苦労が、今の強みに。

インフラ関係をはじめ、さまざまな分野から注目を集めている同社ですが、現在の事業が軌道に乗るまでには多くの苦労があったと言います。「最初の頃は営業をしても“難しいことをしていますね” と言われるだけで見向きもされませんでした。そういった状態の中でも種蒔きを続け、2014 年頃から徐々に依頼をいただけるようになりました」。また、岩本氏が画像処理に取り組み始めた当時は、まだ優秀なオープンソースライブラリがなく、すべて自分たちでプログラムを作らなければならなかったのだそう。「海外の文献を読みながら数式を読み解き、プログラムに展開する日々が続きました。ただ、この経験があったからこそ、ゼロから問題を紐解きながら自力で解決していく力がつきました。今、画像処理を扱う会社自体は増えていますが、最新の技術と昔からの知見を組み合わせて画像処理ができる中小企業は当社ぐらいです」と強みを語ってくださいました。

代表取締役社長 岩本欣也氏
代表取締役社長 岩本欣也氏

眼とまばたきを高精度で検出する
独自のシステムを開発。

同社の画像処理システムの第一歩となったのが、「Eye TrackerⅡ」。カメラに入力された画像から人の眼をセンシングし、太陽光・影・照明条件など外部環境の変化にも高精度で対応しつつ、眼の位置や状態をリアルタイムに捉えることができます。「ドライバーモニターへの応用を想定していたのですが、自動車以外の分野にも活用できるシステムだと考えていました」。その後、医療関係の方から製品開発の相談を受けたことをきっかけに介護製品へEye TrackerⅡが組み込まれることになり、この想いは実現。「手足の自由がきかない、重度の寝たきりの方に向けたツールです。タブレット上に表示される“お風呂”や“食事”といったボタンを視線とまばたきで選択して意志を伝えることができます。この製品を開発後、医療分野からもEye TrackerⅡを活用したいというご要望をいただくようになったので、引き続き活用分野を広げていきたいですね」。

ドライバーモニターを例にした、Eye TrackerⅡの作動イメージ
ドライバーモニターを例にした、Eye TrackerⅡの作動イメージ

「ないなら作る」の精神から生まれた
非圧縮の映像記録技術。

画像処理にとどまらず、映像記録の精度を向上させる取り組みを行っているのも同社の特長です。「2014 年に4K 対応の非圧縮動画レコーダーを開発しました。圧縮された動画というのは、簡単に言うと情報が欠落している状態です。人間が見る分には違いがわからないのですが、コンピュータが認識する場合はうまく処理できない場合があります。圧縮動画については画像処理の業界で以前から問題になっていたのですが、解決策がありませんでした。そこで、世の中にないのなら自分たちで何とかしようと考えました」。このレコーダーの精度を実証するためにオーストラリアへ行き、皆既日食の撮影を行った岩本氏。「その映像を見た皆既日食の研究者の方が、“どうやって撮ったんですか?” と驚かれていました。他にもテレビ局や映像制作会社の方から“使ってみたい” という反応をいただいて、私たちが予想してなかった需要があることに気づきました」。

4K 対応の非圧縮動画レコーダー
4K 対応の非圧縮動画レコーダー

ジェグテックを通じ、タイ企業との協業も視野に。

「今はお客様の課題を解決することが主な仕事ですが、今後は自社の製品を“ギトウブランド” として出していきたいですね」と岩本氏。「当社の原点である自動車分野で培った技術を活用して、ドライバーの心拍や脳波を調べる技術と融合させたり、大型トラックの運行データを運輸会社にオンタイムで提供したりと、ゆくゆくはIoT サービスにも取り組みたい。そのためには、まず当社の考えに賛同してくれるパートナーを探す必要があります」と今後のビジョンを語ってくださいました。パートナー探しの一環として海外企業との協業も視野に入れており、現在すでにタイのIT ソフトウェア企業との商談が進行しているのだそう。「2017年に行われた新価値創造展のジェグテックブースでEye TrackerⅡに興味を持ってくださったことがきっかけです。秘密保持契約を結ぶ際には、知識が足りない面をジェグテックのコーディネーターにサポートしていただき、大変助かりました。コーディネーターからパートナー企業まで、ジェグテックは関わる人の“顔”が見えやすいところに魅力を感じています。今後も当社が解決できる課題があれば、積極的に提案をしていきたいですね」。

交通流測定とナンバープレート解析を同時に行うシステムの作動イメージ
世界展開を視野に入れながら、画像処理システムの開発に取り組み続ける

FROM J-GoodTech

今回お話を伺ったギトウシステムズ株式会社は、長年画像処理の研究に携わってきた岩本氏の知見と高い技術力を活かし、
多分野にわたる高度なニーズに応え続けている企業です。
また、新たなビジネスパートナーを探すためにジェグテックを積極的に利用されており、
今までに数件のマッチング事例をお持ちの他、現在はマッチングイベントで出会ったタイ企業との商談が進んでいます。

ジェグテックでは、中小機構のコーディネーターが専門知識を活かし、
登録企業との商談や情報交換に向けたサポートを行います。
「海外企業とのマッチング経験がなく不安」「契約時に必要な専門知識が知りたい」といったご相談にも
お応えしますので、ぜひジェグテックをご活用ください。

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