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品質管理を徹底し、お客様との信頼関係を
築くために取り組む多彩な活動。

ニシハラ理工株式会社 代表取締役社長 西原 敬一 氏

ABOUT COMPANY

1951年の創業以来、めっき専業メーカーとして事業を継続し、現在では半導体・電子部品向けのめっき加工を中心に
手がけるニシハラ理工株式会社。半導体関係の事業は景気の波が大きく、これまでにさまざまな苦難に立ち向かってきました。
その中で、ISOやTPMなど品質管理や生産性向上のための活動や、企画・開発段階から試作・量産に至るあらゆるプロセスを
サポートするPSEなどに取り組んできました。どのようなきっかけでそうした活動に取り組むようになったのか。
今後どのような方向を目指すのか、代表取締役社長 西原敬一氏にお話を伺いました。

景気の影響を受けながらも磨き上げてきた数々の技術。

めっきメーカーは、その用途や仕様によってさまざまなメーカーが存在します。ニシハラ理工が得意とするのは、『連続めっき』という手法で行う、半導体や電子部品などになる金属材料へのめっき加工。特に『アルミへの連続めっき』は軽量、低コストという特性を活かしながら通電部品として使えるようにするための技術として多くの企業に注目されています。また、商標登録もしている『N-Sn』は熱を加えても変色しない高性能錫めっきで、独自に開発した技術。そうした数々の特長的な技術は、これまでITバブルの崩壊やリーマンショックの影響を受けながらも、会社の存続のために磨き上げてきたものでした。

めっきに必要な各種の前後処理を含めて一貫して行う連続めっきの加工ライン
めっきに必要な各種の前後処理を含めて一貫して行う連続めっきの加工ライン

技術者が直接コミュニケーションを
とることで、課題を素早く明確に。

数々の優れた技術を持つニシハラ理工ですが、一番のアピールポイントは、長年培ってきた技術と人の力によりソリューションを提供できることにあると言います。製品企画、開発段階から、試作、量産にいたるまでのあらゆるプロセスで想定される問題を回避するため、技術者がお客様と直接話して解決策を提案しています。「最初は営業が橋渡しをしますが、お客様との信頼関係を作り、やがて弊社とお客様の技術者同士で話しを進めていきます。技術者が直接お客様と話すことで、問題点を素早く見つけ出したり、隠れていた新しい課題を見つけ出したりすることができます。場合によっては、お客様の要望に応えて、装置を自社で独自開発することもあります。これによってお客様に安心していただきながら、プロジェクトを進めることができるのです。当社ではこれを、PSE(プロセス・サポート・エンジニアリング)と呼び、お客様へ価値を提供し続けています」(西原社長)。

お客様の要望に応えて開発した工程
お客様の要望に応えて開発した工程

PSEでお客様に耳を傾け、気持ちに寄り添い、
ともに開発を進めていく。

「以前、あるお客様からコンデンサへのめっきの依頼がありました。当初の課題は、米粒より小さい部品を、基板に乗せてはんだ付けしようとすると、溶けた瞬間に位置がちょっと変わってしまうというものでした。溶ける時にガスが出て、その勢いで部品が定位置からズレてしまうので、何とかできないかと。そこで、ガスが出ずにきれいに溶けるめっきの開発を進めていました。ところが、その開発を進めているうちに、ユーザーからめっきが変色するというクレームが来るという、別の課題を抱えていることを聞かせていただいたのです。そのため、その課題についても対応できるめっきを一緒に開発し、結果として大変喜んでいただけました。そのようにお客様が本当に困っていることに耳を傾け、課題を明確にして一緒になって開発を進めることで、お客様に満足していただき、信頼を得ることができるようになるのだと思います」(西原社長)。

PSEについて語る西原社長
PSEについて語る西原社長

TPM活動に挑戦することで、
生産性が大きく向上。

ニシハラ理工が取り組んでいることは、PSEだけではありません。生産性を上げるためにさまざまな改善を行うTPM(トータル・プロダクティブ・メンテナンス)活動にも、2004年から力を入れています。「きっかけは、半導体関連のお客様から工場認定に不合格を出されたこと。それまではしっかりやっているつもりでしたが、お客様からすれば半導体関連製品を扱う工場として、管理が不十分と映ったようです。それで、このままでは良くないと思い、すぐにTPMに取り組み始めました」(西原社長)。実際に取り組むと、機械の故障は6割減と良品率も飛躍的に改善され、生産性が3倍近く向上。そうした活動が認められ2017年には日本プラントメンテナンス協会からTPM優秀賞を受賞するまでに。「これからも継続していきますが、TPMは取り組んで本当に良かったと思います」(西原社長)と、その効果の大きさを実感されていました。

ゴミひとつなく管理の行き届いた工場
ゴミひとつなく管理の行き届いた工場

世の中のニーズを知るために、ジェグテックの積極活用も視野に。

その他にもニシハラ理工は、品質管理を体系的に行うためのISO9002の取得、鉛規制にいち早く対応した鉛フリーめっきの量産、ウィスカ対策に関する特許の共同での取得など、めっきメーカーとして多彩な活動にチャレンジを続けてきました。こうした積極的な活動を試みる背景には西原社長のこれまでの経験が大きいと言います。「今まで、景気の波などに大きく影響を受けてきました。それらを経験して思うのは、景気が悪くて仕事が減っても、会社のアピールや、技術開発を続けていくことは止めてはいけないということ。それが、その後の事業に大きく影響しますので」(西原社長)。これからも新しいことへ視野を広げて行きたいそうで、「これまでジェグテックで、大企業さんのニーズを受けて提案し、商談させていただいていますが、これからはもっと利用していきたいですね。めっきと言っても、材料、仕様、特性などさまざまな種類があるので、お客様が何を求めているのか、世の中のニーズはどこにあるのか、ジェグテックを利用して情報を集めたいですし、逆に大手企業さんに、ウチがどんな技術を持っているか広く知ってもらいたいです」と、今後の抱負も語っていただきました。

*金属表面に針状やノジュール状の金属単結晶が成長する現象。電子回路間にウィスカが成長すると、ショート・短絡につながる。

めっきされた半導体部品を使った製品

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ニシハラ理工株式会社様は、「信頼される技術と誠意」という企業理念を掲げ、
その言葉通り、高い技術力、優れた品質管理体制、お客様のニーズに応える対応力で、
半導体や電子部品のめっき加工を手がけています。
そして、お客様がどんな技術を求めているのか、世の中にどんなニーズがあるのかを
知るためのひとつの手段として、ジェグテックを活用されています。

ジェグテックはさまざまな会社の技術、製品、サービスの情報を得られるビジネスマッチングサイトです。
またサイト内に、自社のアピールにつながる技術用語などを掲載し、広く情報を伝えることができます。
大手企業様や中小企業様が課題解決先を募る「ニーズ機能」などもあり、
ニシハラ理工株式会社様のように、世の中のニーズを確かめようとする企業様にもご利用いただいております。
今後ともぜひジェグテックをご活用ください。

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ぜひジェグテックをご活用ください。

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