ジェグテック登録企業と東北大学の連携について -2-

外観検査ロボットの開発

青木孝文教授とバイスリープロジェクツ、引地精工との共同プロジェクト

事例3 / 東北大学とジェグテック登録企業との連携

連携プロジェクトの概要等


現在自動車塗装に関する外観品質要求は非常に厳しいものとなっていて、その中でも微小な凹凸や塗装のブツに関しては、10μmの凹凸の検知が必要となっています。そのため生産現場の最終工程では、目視による官能検査に頼っている状況ですが、官能検査では下流工程への流出が発生し、品質課題の一つとなっています。 こうした生産現場における課題を解決するために、経済産業省のサポイン補助金を活用し、東北大学の青木孝文教授アドバイスのもと、バイスリープロジェクツ株式会社(宮城県仙台市)と引地精工株式会社(宮城県岩沼市)が共同で外観検査ロボットを開発。バイスリープロジェクツ株式会社が「変曲線マッチング法」という外観検査アルゴリズムの開発を、また引地精工株式会社が検査対象物に高精度のスリット照明を照射するためのEL照明を使った光学ヘッドの開発を担当しました。 開発した外観検査ロボットは、自動車メーカーだけでなく、家電メーカー等にも納入され、生産現場の生産性向上に役立っています。

バイスリープロジェクツ株式会社


企業URL  http://www.x3pro.co.jp/

ジェグテック掲載サイトURL 
https://jgoodtech.jp/web/JC0000000004367/jpn

引地精工株式会社


企業URL  http://www.hikichiseiko.com/

ジェグテック掲載サイトURL 
https://jgoodtech.jp/web/JC0000000004412/jpn

株式会社福田結晶技術研究所との連携事例

事例4 / 東北大学とジェグテック登録企業との連携

連携プロジェクトの概要等


身近にある機械などの揺れから電気を生み出す振動発電という技術が世の中に存在しています。振動発電は振動を与えると磁界が変化し、微弱な電気を生む磁歪合金を利用していますが、この磁歪合金の効率向上が課題でした。 福田結晶技術研究所は東北大学の福田承生名誉教授が02年に設立した大学発ベンチャーであり、東北大学との長年の共同研究により、新しい鉄ガリウム合金の単晶製造技術を開発しました。この製造方法を用いることで、直径2インチ、長さ10センチ以上を一度に作ることができ、磁歪合金の効率が大幅に向上します。 将来的に振動発電はスマートフォンを充電する外部電源や、自動車のタイヤ空気圧診断する電源にも応用できます。

株式会社福田結晶技術研究所


企業URL  http://www.fxtal.co.jp/

ジェグテック掲載サイトURL 
https://jgoodtech.jp/web/JC0000000004673/jpn

弘進ゴムと堀切川教授との連携事例

事例5 / 東北大学とジェグテック登録企業との連携

連携プロジェクトの概要等


1990年後半に流行したO157などにより、食品工場の多くが衛生対策を強化、細菌が付着しないコーディングを実施した結果、従来よりも床が滑りやすい環境となってしまっています。食品加工工場や厨房などで使われている従来の防滑靴は、滑った時の止まりやすさ(動摩擦)を重視する製品は存在していましたが、滑り出しにくさ(静摩擦)を重視した製品はほとんどない状況でした。 東北大学の堀切川教授はこの滑り出しにくさ(静摩擦)に着目、弘進ゴム株式会社(宮城県仙台市)との連携により、今までにない画期的な防滑靴を開発しました。開発においては何種類ものソールパターンを製作し、耐滑性の評価を実施。その結果粗面と鏡面を組み合わせた今までにないソールパターンにたどり着きました。この画期的な防滑靴は、第五回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞を受賞するだけでなく、製品を納入した食品工場では、転倒による労働災害がゼロになった工場も出てきています。

弘進ゴム株式会社


企業URL  http://www.kohshin-grp.co.jp/
ジェグテック掲載サイトURL 
https://jgoodtech.jp/web/JC0000000005209/jpn